小学校の国語の教科書にあった『一本の鉛筆の向こうに』を1年に一回は思い出す。

いったい検索から何人の人が『一本の鉛筆の向こうに』を検索し僕のこの記事を読んでくれるのか、『一本の鉛筆の向こうに』という単語だけではおそらくこの記事にたどり着く事はないかもしれない、けれど一年に一回思い出す『一本の鉛筆の向こうに』についてどうしても書きたかった。

『一本の鉛筆の向こうに』と聞いてもピンと来る人は少ないと思うし、2017年現在20代の人なんかは言葉すら聞いた事がないと思う。

平成4年から7年に使用されたこの4年生の国語 四下 はばたきに出てくる『一本の鉛筆の向こうに』というタイトルのお話。

話の内容は、たかが1本の鉛筆だけど、その鉛筆ができるまでには多くの人の苦労があるんだよっていうお話。

話の内容は小学生の国語らしいお話だけど、そこに出てくる登場人物が凄い。おそらく僕と同じ世代(平成4年から7年に小学校4年生を経験した人)の中には『一本の鉛筆の向こうに』ってタイトルは知らないけど、トニーゴンザレスさんポディマハッタヤさんと聞くとピンとくる人もいるんじゃないかと思う。

この話には主な登場人物が4人でてくるが、その中でもこの二人はものすごく少年の心を鷲掴みしたんじゃないかと思う。

ポディマハッタヤさん

スリランカ、ボガラ鉱山で黒鉛のかたまりをくだいて採る仕事をしています。ポディマハッタヤさんの子供にはサマンタ君とその弟(名前不明)がいて六時四十五分にお父さんのポディマハッタヤさんはボガラ鉱山へ、子供たちは学校へ行きます。
朝も夜もカレーを食べます。子供は八時に寝ますが、ポディマハッタヤさんなどの大人はラジオを聞いて九時に寝ます。

ポディマハッタヤさんのおかげで小学校の時僕はスリランカにボガラ鉱山という鉱山があるのを知っていました。これを家族に話すと家族はスリランカの事は知っていてもボガラ鉱山の事は知らなかったのでとても自慢げだった記憶があります。

トニーゴンザレスさん

トニーゴンザレスさんはトラックの運転手です。小さい頃から、トラックの運転手にあこがれていたそうです。
だれよりも早く森に入り切り、たおされたヒノキの丸太をトラックに積みこみ、夜明けとともに、製材所に向かって出発します。
またトニーゴンザレスさんは三人家族で、息子のアンソニー君と休みの日は野球をしたり魚釣りをしたりします。
トニーゴンザレスのはどちらかというとこの筋肉です。僕は小学校の時この筋肉のとりこになりました。
アンソニー君と野球をすると言っていますが二人なので多分キャッチボールじゃないかと思います。

ダン=ランドレスさん

ダン=ランドレスさんは木こりです。20歳からずっもアメリカ合衆国、シエラネバダ山中でいろんな木を切っていたそうです。
朝の三時半に起き、玉子四つ、バナナ一本、牛乳二杯の朝食を食べます。
メロンとサンドイッチのお弁当は、なぜか八時半には食べてしまうそうです。
そして夕方四時の食事には、ビールをたくさん飲むそうです。

フルーツとお酒のダン=ランドレスさんって覚えると良いと思います。

大河原美恵子さん

大河原美恵子さんは山形県東置賜郡川西町にある鉛筆工場の塗装部門で仕上げの仕事をしています。

大河原美恵子さんの家は七人家族で朝六時半に起き、洗濯と朝食、お弁当作りをし八時十分には工場へ出社です。
夕食はおばあちゃんが作ってくれますが、七時ごろ家族そろって夕食を食べた後は、後片付けや子どもたちの勉強を見てあげるので夜十時くらいまで休む暇すらないそうです。

この4人が『一本の鉛筆の向こうに』にでてくる登場人物ですが、ポディマハッタヤさんとトニーゴンザレスさんの印象が強すぎて、ダン=ランドレスさんや大河原美恵子さんの事を覚えてる人は少ない印象です。

一本の鉛筆の向こうにはまず、ポディマハッタヤさんが黒鉛と採掘、そしてダン=ランドレスさんが木を伐採、その後トニーゴンザレスさんが木を運ぶ、そして大河原美恵子さんが加工という流れのお話で小学校ですでに生産についての勉強ができてしまうありがほんと凄いと思います。

小学校から仕事のイロハを学ぶ日本人はやはり仕事好きと言われても仕方ないのかもしれませんね。

僕も今筋トレに励んでいますが、トニーゴンザレスさんのような力こぶが欲しいです。