『桜を見る会』のあり方が問われているようで、2019年11月13日記者会見で菅官房長官が来年度(2020年度)の開催を中止する事を発表しました。
『桜を見る会』は中止すべきなのか?
そもそも『桜を見る会』とは何なのかと言いますと『1952年(昭和27年)の衆議院議員 自由党総裁 第50代内閣総理大臣である吉田茂首相の時に始まったセレモニーで内閣の公式の行事として政界のみならず文化、スポーツ、芸上、など各界で功績、功労があった人をお招きし総理大臣が慰労しながら懇談するのが目的の会です。
(※園遊会と間違えてられる方もおるみたいなので園遊会についても説明すると、園遊会は毎年春・秋の2回、天皇・皇后が三権の長等の要人・都道府県の知事等・各界功績者とその配偶者を招いて赤坂御苑で催される饗応の行事です)
今回『桜を見る会』のあり方が問題となった発端は共産党の田村智子参議院議員が参議院予算委員会(2019年11月8日)での質問にて今年(2019年)4月13日に開かれた桜を見る会で、安倍晋三首相らが多数の地元後援会員を招待していたこと、参加者や支出が年々増えている事を追及したことからです。
確かにデータを見ると2019年と資料のある2014年のデータを比較すると参加者数が33%、支出額が84%増えています。
この桜を見る会は招待客の参加費などは発生せず税金にて費用を拠出しているわけで確かに地元後援会員を招待していたのは問題がある気もしますが各界で功績、功労があった人が増える分には良い気もするのでその辺はどうなのかなと個人的には思います。
また今回安倍総理に厳しい目を向けられていますが、旧民主党が政権を取った(平成22年4月)『鳩山由紀夫政権』の際も「推薦枠」を割り振り、招待者を募っていたことを2019年11月13日の記者会見で国民民主党の玉木雄一郎代表明らかにしました。「各議員4名だったと思うが、推薦枠があり、私自身もお世話になった方々を連れて行った」と語り、自身も支援者を招待したそうです。
今回の追及にて問題視されるようになりましたが、このように過去のツイートを見ても1万人招いた事はあまり問題視されておりません。
要はたまたま今回安倍総理が叩かれていますが皆やってきた事なわけです。
桜を見る会の中止は初めてではない
今回2020年の桜を見る会中止が発表されましたが、過去を遡ると調べた限り3回桜を見る会が中止されていました。
1995年(平成7年)は阪神・淡路大震災
2011年(平成23年)は東日本大震災
2012年(平成24年)は北朝鮮の弾道ミサイル発射への対応を理由として中止された
補足しておきますが、平成23年は菅直人総理(旧民主党)、平成24年は野田佳彦総理(旧民主党)の時代でこの方々の時に桜を見る会を行わなかったのはこれらの理由があったからです。
桜を見る会。消費税も増税し、まだまだ予算の無駄を削る必要がある中、こんな会の予算は真っ先に切るべきだ。そのお金は他に回せばいい。こんな予算も削れずに、予算改革などできるわけがない。ただし野党が安倍政権を追及するのも茶番。旧民主党も桜を見る会を開いていたのだから。
橋下徹氏Twitterより
橋下徹氏も桜の見る会について問題視しているようです。が野党についても追及するのは茶番だと述べられています。
野党が、誰をどのような基準で呼んだのか不明だと安倍政権を追及するのは不毛。旧民主党は明確な基準があったというのだろうか。そこが問題なのではなく、与野党含めて、こんな会を開き続けてきたことを反省し、来年から即中止すべきだ。大阪はこの手の予算を削り倒して、現在財政は改善傾向にある。
橋下徹氏Twitterより
誰をどのような基準で呼んだのか不明と野党が追及しているようですが、平成22年 鳩山由紀夫総理の際の桜を見る会の写真も見てください。
これは桜を見る会で鳩山由紀夫氏のそっくりさんとして知られるお笑い芸人の鳩山来留夫(くるお)さんと握手を交わした際の写真ですね。
再度、桜を見る会はどのような人がお招きされるのかを説明します。
政界、文化、スポーツ、芸上、など各界で功績、功労があった人
このように過去の桜を見る会でもどのような基準で呼んだのかわからない方々がお招きされているわけです。
そんなわけで、桜を見る会は予算面からみると中止した方が良さそうですが、安倍総理ばかり叩かれているのはおかしいだろというお話でした。